アクセンチュアが北京に研究開発施設を新設、中国とアジア太平洋地域の顧客向けに革新的技術を開発

北京のアクセンチュア・テクノロジー・ラボでは新興技術の研究に重点を置き、中国やアジア太平洋地域諸国の市場ニーズや企業および政府機関の課題に対応できる革新的な方法を探ります。20年におよぶ世界的な研究開発の実績と手法をもたらすアクセンチュアは、当社の世界的研究開発ネットワークを利用する科学者と研究者のチームを現地で採用しました。このチームは、多様な業界を対象に革新的な新しいソリューションと製品を開発します。新しい研究所はすでに設立されており、アクセンチュア主任研究員のKishore Swaminathan博士が指揮をとっています。

アクセンチュア・グレーターチャイナのGong Li会長は次のように述べています。「アクセンチュアは中国で長い実績があります。北京テクノロジー・ラボの開設は、当社が地域の企業と政府機関に注力していることを明確に表しています。中国の五カ年計画では革新が主要テーマとなっており、当社は長期的な技術パートナーとして中国の発展を支えていきます。アクセンチュアは地域市場の課題に対応するための革新を先導できる体制が整っており、エネルギー、保健、教育、都市化、物流などの重要課題に取り組みます。」

アクセンチュアの技術グループ・チーフ・エグゼクティブのケビン・キャンベルは、次のように語っています。「当社が世界各地で開発してきた多数の技術ソリューションは、我々の研究所で生まれた革新と最先端の研究開発がベースになっています。本日発表した北京のテクノロジー・ラボは、主に実用的な革新技術の開発に重点を置き、試験運用とテストを経た技術を顧客が素早く導入して業績と成果を高められるようにします。」

北京ラボで最初に取り組む重点分野の1つとして、中国で増加中のエネルギー需要に対応するためにスマートグリッド技術を応用する方法を探ります。低炭素技術の開発による炭素排出レベルの削減が政府の方針であり、スマートグリッドの開発は国家的戦略となっています。テクノロジー・ラボはすでに研究開発活動に従事しており、高度な分析や大量データ処理など、最良の技術とビジネスへの先進的応用を模索しています。中国の公益企業が将来のエネルギー需要に対応できるスマートかつ柔軟で強固な電力網を開発できるように支援しています。

アクセンチュアの最高技術革新責任者でアクセンチュア・テクノロジー・ラボを国際的に率いるギャビン・マイケル博士は、次のように述べています。「北京ラボはアクセンチュアの戦略的投資を表しており、世界で革新と研究開発能力の拡充を目指す当社の継続的な取り組みの一環です。」

アクセンチュアはカリフォルニア州サンノゼ、インドのバンガロール、フランスのソフィア・アンティポリス、ワシントンDCを含むテクノロジー・ラボの世界的なネットワークを築いており、北京はこれに加わる最新の拠点となります。北京ラボはまた、世界に80以上あるイノベーションセンターのネットワークの一部ともなります。これらのセンターには、SAP、オラクル、シスコなど、アクセンチュアの最も重要な世界的提携パートナーと運営している共同イノベーションセンターや顧客の業界ごとの技術センターなどがあります。またアクセンチュアはオーストラリアのテルストラと共同で、クラウドコンピューティングのソリューション開発のために構成された製品革新研究所も設立しています。

2012年 2月15日
参照businesswire

アクセンチュア

世界最大の経営コンサルティングファーム。様々な分野・産業に対し戦略、業務、ITなどのあらゆるコンサルティングを提供している。また、IBMやヒューレット・パッカード、富士通に次ぐ、システムの設計、開発、運用等を手がけるITサービス企業でもある（トータル・ソリューション・ビジネスでは富士通と提携している）。世界的なシステムインテグレーション企業のアウトソーシング化の流れに先立ち、近年はアウトソーシングにも注力している。

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