日立ソリューションズ／ＥＲＰ事業のグローバル体制を整備

株式会社日立ソリューションズ(本社：東京都品川区、取締役社長：林 雅博／以下、日立ソリューションズ)は、4月1日、Hitachi Consulting Corporation（本社：米国ダラス、CEO：フィル パー／以下、Hitachi Consulting)から日立ソリューションズの欧米子会社への北米や欧州におけるMicrosoft Dynamics事業の移管を受けることになりました。今後は、日立ソリューションズグループとして日本を含むアジアに欧米を加えたグローバル体制を確立し、現地の企業ならびに日系企業の海外進出をサポートします。

昨今、自動車業界を始めとする製造業や流通業では海外での生産拠点や販売拠点の設置を加速させており、グローバルに短期間での基幹システムの導入や再構築へのニーズが高まっています。そのような中、40カ国以上の言語に対応し世界中に導入実績を有する、中規模から大規模オフィス向けERP（Enterprise Resource Planning）「Microsoft Dynamics AX」やCRM（Customer Relationship Management）「Microsoft Dynamics CRM」を採用する企業が増えています。

日立ソリューションズはこれまで、中国の子会社である日立解決方案（中国）有限公司（本社：中国北京、総経理：張　若晧)とともに、主に日系企業向けに国内およびアジアを中心とした海外事業拠点に対し、「Microsoft Dynamics AX」や「Microsoft Dynamics CRM」の導入サービス、周辺のシステム構築を提供してきました。しかしながら、お客様からアジアだけではなく、欧米などの海外拠点を取りまとめたサービス提供の要望が増えており、日立ソリューションズはこのような要望に応え、さらに世界規模で事業強化を図るため、Hitachi ConsultingからHitachi Solutions America Ltd. (本社：米国サウスサンフランシスコ、President：若林 哲也)とHitachi Solutions Europe Ltd. (本社：英国ロンドン、Managing Director：杉山 和生)に欧米でのMicrosoft Dynamics事業の移管を受けることになりました。

Hitachi ConsultingのMicrosoft Dynamics事業は欧米で約150人のSEやコンサルタントから構成され、「Microsoft Dynamics AX」や「Microsoft Dynamics CRM」の導入におけるコンサルティングから保守・運用までを行うとともにフィールドサービス向けソリューションを提供しており、Microsoft Dynamicｓ Partner of the Yearを4回受賞しています。

日立ソリューションズは4月1日付で「Dynamicsビジネス推進センタ」を社内に設置し、グループ一体で米国や欧州でのコンサルティングのノウハウを日本を含むアジアへと展開するとともに、海外での日系企業や現地企業にサービス提供を行っていきます。また、グローバルに業種向けテンプレートや関連ソリューションなどの付加価値を高めることで、2015年にMicrosoft Dynamics事業の売上高100億円を目指します。

2012年 3月19日
参照物流ニュースリリース

日立ソリューションズ

2010年10月に日立システムアンドサービスと日立ソフトウェアエンジニアリングが合併して設立された。情報処理技術者試験・ベンダー・NPO資格を所持しているIT技術者が多くハイレベルなIT技術を用いたソリューションを提案できることが強みである。コンサルティングから設計、開発、運用・保守まで、システム構築のライフサイクルを一括してサポートするワンストップサービスを提供するソリューションプロバイダー。

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