NTT-ME　日本オラクルとの提携拡大、地方都市への販売開始

　エヌ・ティ・ティ エムイー（NTT-ME、池田茂社長）は、日本オラクル（新宅正明社長）との提携を拡大し、日本オラクルのデータベースおよびアプリケーションサーバーなどのソフトウェア製品群「Oracle 9i」の販売パートナーとして、2月から主に地方自治体や地方都市の大・中企業向けに、同製品群の技術コンサルティング、保守、販売を開始した。
　販売する製品は、「Oracle 9iDB（Enterprise Edition、Standard Editionなど）」、「Oracle 9iAS（Enterprise Edition、Standard Editionなど）」、「Oracle PartitioningなどのOracle Database Enterprise Edition対応オプション類」、「Oracle internet Developer Suite、Discovererなどの開発ツール群」、Oracle OLAP ServerなどのOLAP製品群――など。
　またあわせて、「Oracle 9i」と組み合わせて提供する地方都市向けアプリケーションの第1弾として、スーパーオフィス（中村 薫社長）と提携し、同社のCRMパッケージソフト「SuperOffice CRM5」のシステムインテグレーションおよび保守サービスを、NTT-MEの「XePhionソリューションサービス」のメニューとして提供を開始した。
　概算価格は、営業担当者が50人前後の企業の場合は1000万円から。営業担当者が200人前後の企業の場合は3000万円から。NTT-ME各支店をメインチャネルに、当面、関東甲信越エリアから提供を開始。今後は、NTT-MEグループ各社を販売チャネルとして、全国で展開していく。
　今後NTT-MEでは、今回サービス開始する「Oracle 9i」を、従来のネットワークサービス、データセンタサービスとともに、XePhionブランドを支えるプラットフォームの一つとして捉え、地方都市をメインターゲットにOracleデータベースと組み合わせるアプリケーションを追加していく。また、ASPでの提供についても検討していく。

2002年 8月6日
参照ＢＣＮ