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ITコンサル業界・採用動向

大手総合系ファームでは昨年に続き、軒並み採用意欲が抑制気味。
標準的な募集要件に基づく大量採用やポテンシャル採用は完全に影を潜め、即戦力性重視とアサイン予定のプロジェクト先を見越したピンポイントな採用が目立つ。
また、ポジションのオープンからクローズまでのリードタイムが極端に短くなっており、募集開始に伴うタイムリーな応募が採用の成否を大きく左右している。
業界では製造業の情報投資が依然として低迷する一方、金融業界では合従連衡に伴う統合案件、オペレーション改革、基幹システム統合、PMIにおけるプログラムマネジメント等のプロジェクトがヘッドカウントの受け皿となっている。
しかし、社内調達が難しい場合にのみピンポイントで外部採用を行っているケースが多いため、採用のハードルは高く、ストライクゾーンも狭い。
また、費用対効果を意識したコストカットの手段として、ビジネスプロセスアウトソーシングの提案活動が更に活発化しており、案件獲得能力の高いセールスコンサルタントにおいてはニーズがある。
一方、オペレーションについてはオフショアへの更なるシフト、また中盤から社内の配置転換が進行したことで、むしろ外部採用の意欲は停滞している。
新規ニーズとしては、国際会計基準(IFRS)対応に向けたサービスラインの立ち上げ・拡充に意欲的なファームが増加し、人員獲得に向けた積極投資が目立つ。
そこではIFRSの知識を持つ公認会計士や連結会計システムの導入経験者などがターゲットとなっている。

ITコンサルティング、SIer、ベンダー業界では、今後の案件パイプラインの拡充に向け、営業サイドに採用意識が集中している。
とりわけ自社のソリューションが顧客企業にとってどのようなビジネスインパクトをもたらすのか、他社と比べた優位性・・・等のメッセージを顧客企業のCxOレベルの経営陣に正しく説明することができ、かつ決済を引き出せるハイエンドなソリューションセールスの獲得が本格化している。
また、中堅以下の企業においてもヘッドカウントに担保されないスキルを持つ人材としては、アーキテクチャを徹底的に深く理解しているシステムコンサルタントや、プロジェクトマネジャーなどのニーズが依然として高い。

Web/モバイル技術を活用し、様々なサービスを提供しているITベンチャー等においては、小額決済ながらも裾野の広いコンシューマー向けにサービスを提供し、支持されている企業が積極的な採用活動を展開している。
職種についてもサービス開発エンジニアのみならず、営業職やマーケティング、管理部門等幅広い。
安定収益基盤を築きながら会社そのものが成長していることも要因の一つだが、それ以上に一般消費者向けのITサービスはトレンドやビジネスのライフサイクルがエンタープライズよりも早く短い点が大きい。 よって、常に次を見越した新規サービスの企画職を採用していることも特徴といえる。
2009年はソーシャルアプリに進出したベンチャーも多く、優秀な開発者の獲得においても活況を呈している。
B2Bサービス企業においては、クラウドを活用した費用対効果において優位性を持つ企業では顧客を維持するためのセールスサポートエンジニアやプリセールスコンサルタントなどの採用も多い。

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