主にCIO支援として、企業のIT戦略立案、業務改革、改善案策定などの提言を行います。コンサルティングファームによっては問題解決の策定だけではなく実行まで担当します。
企業にとってITはなくてはならないツールとなり、IT投資やM&AにおけるITデューデリジェンスなど、IT戦略に関わる事柄が非常に多くなっています。

IT戦略コンサルタントプロジェクトして以下のような例があります。
・IT戦略立案、ITガバナンス/組織改革
・ITコスト削減等のコンサルティング
・ITインフラにおける最新技術の適用（仮想化技術、クラウド技術、モバイル技術等）
・IT デューデリジェンス
・EA（エンタープライズアーキテクチャー）等のコンサルティング
・システム設計～開発・運用・保守にかかわるコンサルティング
・RFP(提案依の頼書)を作成し、開発ベンダーからの提案内容を精査、ベンダー選定を支援
・ベンダーに依存しないシステム開発のために、開発プロセスの標準化策定から定着までの支援
・中長期的にわたるITトランスフォーメーションプランの立案
・IT機能診断による情報システム部門改善(組織とソーシング、プロセス、ガバナンスまで)
・ハイレベルな業務適合性、技術レベル、コスト効率の3軸から見たIT投資最適化プランニング
・PMOとしてデリバリーまでをカバーするITトランスフォーメーションオファリング

IT戦略コンサルタントになるための資格はいりません。もちろんITILなどの資格を持っていれば優位に先行される可能性はありますが、一番はコンサルタントとしての適性です。現在IT戦略コンサルタントとして働いている方々に聞いてみると、IT知識より、問題解決力、プロジェクトの推進力、コミュニケーション力、など、そもそものコンサルタントとしての資質を挙げる方が多かったです。
そして、応募時の志望動機も重要です。なぜIT戦略コンサルタントのかを明確に伝えなければいけません。なんとなくや、憧れて、やってみたい、などはもちろんNGです。現職では実現できない何かをIT戦略コンサルタントになってやってみたいなど、具体的な志望動機が必要になってきます。

もちろんコンサルティングファームにてキャリアアップ・ランクアップをしていく方もいらしゃいますが、他ファームへ移る方、大手企業の情報システム部や、CIOなどポストIT戦略コンサルタントとして転職していく方、また、独立して新たにコンサルティングファームを立ち上げる方など様々です。

IT戦略コンサルタントの採用、募集は大手コンサルティングファームでは通年、中堅や業界特化ファームでも総じて募集をしています。勤務地については、ほとんどが東京や大阪・名古屋などの関西ですが、九州・福岡、北海道、東北・仙台など各地にオフィスが点在しているファームでは希望によっては当該勤務地になる可能性もあります。また、日本企業のグローバル展開に合わせ、アメリカ・ヨーロッパ・アジア（中国・シンガポール・インドなど）各国への海外転勤もあります。大手ファームであればグローバルオフィスもありますので、語学力があればグローバルに活躍できる場があります。