以前からSEにはコミュニケーション能力が必要だと言われています。
私もSEだったころ、周りの人からコミュニケーション能力がないと思われていました。エンジニア＝話が得意ではない（オタクぽい）、と。。。
しかし、普段の会話や挨拶など、業務を行う上でコミュニケーション能力は、なければ仕事ができません。普通にありますよね。SEに求められているものは、クライアントの問題解決を行うための聞く力や交渉力、プロジェクトの調整力、など、クライアントの要望を的確に汲み取り、円滑にプロジェクトを進めていくためのコミュニケーション能力です。

SEはクライアントの問題をITによって解決する仕事です。
クライアントが何に困っていて、どんなシステムが問題解決に有効なのか、その部分をヒアリングする能力がなければ、設計書も書けません。深堀してしっかりと聞くことが出来なければ、想像で作ることになってしまい、後々「こうしてほしい」「こんなシステムは必要ない」など修正が入り、最終的に納期は遅れ、費用はかさみ、クライアントからはクレームの嵐、、、、なんてことになりかねません。SEには「聞く力（ヒアリング能力）」が必要になってきます。

クライアントとどんなシステムが必要か、を詰めていく際、技術的な問題や納期、費用の問題が少なからず出てきます。提案したものすべてに「OK」を出してくれるクライアントなんてほとんどないです。そこでSEは、両者の妥協ポイントを探し、正式受注まで落とし込んでいく力が必要になってきます。この交渉力もSEにはとても必要な能力になります。

SEはシステムの開発プロジェクトにおけるチームリーダーとして、その計画・推進のマネジメントも行わなければなりません。そのため、スケジュール通り進んでいるのか、何か問題点はないかなど、チームメンバーとのコミュニケーションも必要です。
場合によっては要員の確保や、工程の修正などをしなくてはいけません。SEにはスムーズにシステム開発するためヒューマンスキルが必要になってきます。

クライアントがITスキルに長け、技術的な知識も知っているというのは、あまりないでしょう。折衝相手は企業の情報システム部門の人が大半ですが、同席している他部署の人や、経営サイドの人たちは、技術的な部分はわかりません。彼らに開発状況や、納品する際の説明など、誰にでもわかるように、論理的にわかりやすく説明しなくてはいけません。

SEにとって特質的に必要だという能力ではなく、他の職種にも当てはまることだと思います。PGの方は、技術的な部分はもちろんですが、上記の点も意識して、自身のレベルアップにつなげていくと良いと思います。

 



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