SAP Business SuiteがついにHANA上へ!! 5月より国内提供

SAPジャパン株式会社は20日、「SAP Business Suite」ユーザーへの新しい選択肢として、「SAP Business Suite powered by SAP HANA(以下、Suite on HANA)」を発表した。5月末より国内提供を始める。発表会では“破壊的イノベーション”と表現するSuite on HANAで何が変わるのか、リアルタイムコンピューティング事業本部長の馬場渉氏が説明した。

SAPは2010年にSAP HANAを同社製品の軸に据え、トランザクション処理(基幹系)、分析/計画/解析処理(情報系)、高速化処理(補完技術)のすべてを統合し変革するというビジョンを発表。今回のSuite on HANAはこの取り組みの中で大きなマイルストーンとなる。

 SAP Business Suiteは、CRM/ERP/PLM/SCMなどで構成されるSAPの主力製品。Suite on HANAでは、SAP Business SuiteのデータベースとしてHANAが選択できるようになる。

 業務アプリケーションの処理をSAP HANAでインメモリで実行する。「それだけで数十から数百倍のパフォーマンスアップが実証されている」(同氏)とのことだが、“Suite on HANA”の意味するところはそれだけではない。従来、データベース処理は低速であることを前提に、データベースからアプリケーションにデータを渡してアプリケーション側で処理するのが常識だった。この常識を覆して、SAP Business Suiteの処理の一部をデータベース側で実行(プッシュダウン)する。そのために、SAP Business SuiteもHANAに最適化して再設計されているのだ。

 以前よりSuite on HANAのプロジェクトが進められていると報じられてきたが、いよいよ国内で提供時期が決まった。「一万倍速くならないとIT業界は変わらない」と考える同社だが、「Suite on HANAこそが、それを実現する破壊的イノベーションになる」とのことだ。

では、具体的に日々の業務はどう変わるのか。現時点でプッシュダウンされたトランザクションの一例が公開されているが、その中にはMRP(Material Rezuirements Planning)のオンライン全計画実行(MD01)や機能場所階層一覧(IH01)、設備一覧(IE07)、構造照会(IH03)などのトランザクションが含まれていて、「それを聞いて歓喜したり目頭を熱くする人がいる」(同氏)という。

 「例えば、MD01もHANA上で直接実行されることで、在庫管理のRESBテーブル(入出庫予定情報を格納)がHANA上にあり、品目ごとの需給明細読込処理がHANAの中で実行されて結果だけERPに戻ってくるため劇速になる」。

 また「将来のモノの入と出を加味した利用可能在庫確認を行う場合も、VBBEテーブル(販売や出荷伝票に割り当てられた所要量情報を格納)がHANAにあり、そのプログラムがHANAの中で行われて結果だけをERPに返せれば、『その量なら今日販売しても大丈夫です』と瞬時に答えられる」。

 さらに「家電メーカーが突然大規模なキャンセルを受けたとき、すでに作ってしまった製品は別として、すでに作ってしまったコンデンサなどの部品は、即座にBOMを開放すれば、別の製品に使い回すという判断が可能になる。あるいは、数万点の部品を扱うBOMを展開して全部品ごとの原価を積み上げ、新興国向けのシンプルな新商品で省いていい機能と商品原価を瞬時にシミュレーションすれば、即座に5000円のエアコン、3万円のバイクといった商品が企画できる」。

 いずれも従来のデータベースではさまざまな制約に縛られ、とても処理が回らなかったもので、こうした具体的な議論がいままさに活発化しているのだという。

 「TwitterやFacebookを使って社内からさまざまなアイデアを出してもらっている。こういうやり取りをこれからパートナーやユーザーともやっていくことになる」(同氏)。

2013年 2月20日
参照クラウド Watch

SAPジャパン

ヨーロッパで最大級のソフトウェア会社。SAPは世界で第3位のソフトウェア企業であり、その上にはマイクロソフト、オラクルが並んでいる。特に大企業向けのエンタープライズソフトウェア市場においては圧倒的なシェアを持っている。SAPの製品は、ERPに代表されるビジネスアプリケーション群で、最も有名な製品はSAP R/3というERP製品。SAPのシステムは、企業における会計システム、物流システム、販売システム、人事システムなどからなっており、それぞれがデータ的に一元化されているため、リアルタイムな分析が可能となっている。上記で挙げた業務システム(基幹システム)以外にも、CRM、SCM、PLMといった分野にもソリューションを提供していたり、大企業向けのシステムから中堅中小企業をターゲットにしたソリューションを提供してきている。

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