日本HP、総合的なPCクライアント管理サービスソリューションを提供

日本ヒューレット・パッカード（日本HP、樋口泰行社長）は、企業のクライアントPCの導入から運用、廃棄までのライフサイクルを通じて求められる各種サービスを包括したサービス体系「HP PCクライアントマネジメントソリューション」の受注を開始した。

　新サービスは、サービスメニューをモジュール化して提供することで、TCO削減、ITガバナンス強化、セキュリティ対応など企業IT全体の最適化を支援するもの。ファイナンスおよび保守も含んでおり、「HP ITアウトソーシング統括本部」を中心に、各地の保守サービス拠点とHPファイナンシャルサービスとの連携によって実施する。

　必要なモジュールを組み合わせることが可能で、(1)「調達・供給」、(2)「ITアセット管理」、(3)「IMACD（設置・移動・追加・構成変更・廃棄）」(4)「ソフトウェア管理」、(5)「保護・セキュリティ」――のメニューを用意している。このほか、現在の環境からPCクライアントマネジメントソリューションによる運用への移行支援、運用コンサルティングなども提供可能。

　これによって、ユーザー企業は、PCクライアント環境の標準化によるITガバナンス（目的や戦略に沿って、効果やリスクが測定可能なIT導入を行うこと）の強化や、これまでPCクライアント管理に費やしていた人的・時間的資源を生産的な活動に振り向けることができる。

　また、ITILに準拠し、PCクライアント管理作業による「見えないコスト」を可視化したり、必要なサービスのみを選択的に利用できるため、必要性を判断しながらサービスレベルとコストのバランスをコントロール可能。

2005年 11月1日
参照Yahoo News