日立ソリューションズ／IHSマリタイムの海事関連情報を提供し、経営戦略策定や船舶運航管理を支援

株式会社日立ソリューションズ（本社：東京都品川区、取締役社長：佐久間　嘉一郎／以下、日立ソリューションズ）は、地図上で船舶の動向を可視化する「船舶位置情報サービス」の提供を6月23日から開始します。本サービスは、世界中で航行する船舶のリアルタイムの位置情報を地図上に表示し、位置の検索や航行の軌跡表示により船舶の動向を可視化することで、海事関連業務における経営戦略の策定や船舶運航管理を支援します。
　本サービスは、米国の調査会社IHS社の海事部門、IHSマリタイムが提供する、船舶のリアルタイムな位置情報と詳細属性情報を使用しています。

現在、国際貿易による物流の9割以上*1を海上輸送が担っており、約10万隻の船舶が運航しています。近年、船価や傭船契約料、燃料コストが大きく変動しており、造船会社・海運会社・荷主などの海事関連企業は、安定的な海上輸送の確保の観点から、利用する船舶種別や運航計画、運航管理などの最適化を求めています。

*1：　出典：INTERNATIONAL MARITIME ORGANIZATION（国際海事機関）　「IMO AND THE ENVIRONMENT」

このような背景の下、日立ソリューションズは、長年培った空間情報処理技術を活用し、地図上で船舶の動向を可視化する「船舶位置情報サービス」を提供します。空間情報処理技術により、情報に位置と時間を結びつけて収集し、地図上で管理・分析・表現でき、船舶に関する膨大な量の情報を可視化することが可能です。
　「船舶位置情報サービス」は、船舶から発信されるリアルタイムの位置情報や航行履歴を、地図ベースの画面に分かりやすく可視化します。同時に提供する船速情報や仕向地（送り先）情報との組み合わせにより、船舶運航管理を支援します。また、地図上で指定した任意の範囲の情報を抽出する空間検索機能により、特定の港湾や海域、海上交通の重要な拠点などを航行する船舶の情報を容易に把握し、海域や航路に着目した造船・傭船の需要予測に役立てることで、利益最大化など経営戦略の策定を支援します。

2014年 6月5日
参照イー・ロジット

日立ソリューションズ

日立グループのユーザー系大手システムインテグレーター(SIer）。コンサルティングから設計、開発、運用・保守まで、システム構築のライフサイクルを一括してサポートするワンストップサービスを提供するソリューションプロバイダー。

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