グアルディオラに最新データが提供される

バイエルンは今季から、ヨーロッパ最大のソフトウェア会社「ＳＡＰ」とパートナー契約を結んだ。


　サッカーの試合分析において、ＳＡＰの商品「ＨＡＮＡ」は最高のソフトと言われている。「数十億のデータをわずか数秒で処理することができる。新たな可能性が広がるだろう」とＳＡＰのオズワルド社長は胸を張る。

　既にドイツサッカー協会はＳＡＰとの提携を開始しており、ブラジルＷ杯でドイツが世界制覇を果たした陰の原動力が、ＳＡＰによる相手選手の分析だった。

　相手だけでなく、自分たちの選手のあらゆる数値も詳細なデータとして、ＳＡＰから提供される。グアルディオラ監督は詳細な情報をいつでも見ることができるようになる。

　「選手個人の長所と短所が、より明確に分かるようになる。モダンな分析方法も提供される」と、ルンメニゲ社長は期待する。

　世界最高水準のＩＴ技術は、サッカーの進化に心血を注ぐグアルディオラ監督にとって、心強いパートナーになることだろう。

2014年 8月27日
参照YOMIURI ONLINE

SAPジャパン

ヨーロッパで最大級のソフトウェア会社。SAPは世界で第3位のソフトウェア企業であり、その上にはマイクロソフト、オラクルが並んでいる。特に大企業向けのエンタープライズソフトウェア市場においては圧倒的なシェアを持っている。SAPの製品は、ERPに代表されるビジネスアプリケーション群で、最も有名な製品はSAP R/3というERP製品。SAPのシステムは、企業における会計システム、物流システム、販売システム、人事システムなどからなっており、それぞれがデータ的に一元化されているため、リアルタイムな分析が可能となっている。上記で挙げた業務システム（基幹システム）以外にも、CRM、SCM、PLMといった分野にもソリューションを提供していたり、大企業向けのシステムから中堅中小企業をターゲットにしたソリューションを提供してきている。

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