［販売戦略］ウルシステムズと日本BEA、SOAに基づくソリューション提供で協業

ウルシステムズ（漆原茂社長）と日本BEAシステムズ（ロバート・スチーブンソン社長）は6月15日、サービス指向アーキテクチャ（SOA）による次世代のエンタープライズ・アプリケーション用のプラットフォーム「BEA WebLogic Platform」をベースに、共同でコンサルティング業務とソリューション提供を進めていくと発表した。

　SOAは業務をサービス単位に分割して柔軟に連携させることで、既存システム資産を活用しつつ変更に強いシステム構築を可能にする新しい企業基盤の設計・構築の技術。しかし、実際の業務システムを構築するには高度な業務ノウハウと設計力が必要であり、実装のためのツールもこれまでは十分ではなかった。

　今回、ウルシシステムズは、日本BEAとの協業によって、流通・製造業の分野向けにSOAをベースとした業務・IT設計コンサルティングを実施し、順次、他の業界にも展開していく。とくに市場ニーズの高い、業務ノウハウとモデリングノウハウを合わせたコンサルティングサービスに力を入れる。

　また、「UMLaut ソフトウェアフレームワーク」を、オープンソース・プロジェクト「Project Beehive」に対応させることで、オープンソースベースでSOAを実現し全社レベルに適用できるアプリケーションフレームワークへと発展させる。

　これによって、ウルシステムズでは、「UMLautソフトウェアフレームワーク」と「BEA WebLogic Platform」を組み合わせたソリューションを市場に提供していく方針。

2004年 11月26日
参照コンピュータニュース