ウィプロがドライブストリームに500万米ドルを投資して少数株主に

ウィプロ・リミテッド（NYSE：WIT）とドライブストリームは本日、顧客向け統合クラウドソリューションスタックを構築するために、戦略的提携契約を締結したと発表しました。ウィプロはこの契約の一環として、オラクルのクラウドアプリケーションの大手システムインテグレーターであるドライブストリームに、500万米ドルを投資します。ウィプロは、外部の革新エコシステムに積極的に参加すべく、1億米ドルの資金を投じて、影響力のある新興企業に重点的に投資するウィプロ・ベンチャーズを設立しており、この投資もそうした戦略的な取り組みの一部となります。


ソフトウエア・アズ・ア・サービスはビジネス価値の創出において、かつてない機会を生み出しています。この投資はオラクル・アプリケーション、特に革新的な影響力で高成長が見込まれているクラウドアプリケーションのサービス分野で、ウィプロのリーダーシップをさらに拡大することになります。

この提携により、ウィプロとドライブストリームの顧客は、ドライブストリームの市場有数のオラクル・クラウドHCMソリューションとオラクル・クラウドERPソリューション、そしてウィプロによるエンドツーエンドのオラクル製品向けサービスの恩恵を受けられるようになります。ウィプロがエンタープライズ市場で有する世界的な顧客基盤と、ドライブストリームの定評あるクラウド実装の実績を組み合わせ、顧客に卓越した価値を提供します。

ウィプロ・リミテッドのアプリケーション・サービス／戦略的アライアンス担当最高責任者のBhanumurthy B.M.は、次のように述べています。「ウィプロは、顧客によるオラクルのクラウドアプリケーション導入を継続的に支援しており、ドライブストリームへの投資もそれを反映しています。2社の強みをユニークな形で補完するこの提携を通じて、両社のお客さまに価値を共同で提供し、オラクルのクラウド市場分野における当社のリーダーシップを強化します。」

ドライブストリーム社長兼最高経営責任者（CEO）のゴパール・クリシュナ氏は、次のように語っています。「トップブランドであり、世界市場をリードするウィプロが、当社の事業を見守り、当社独自の能力と、オラクルのクラウドアプリケーションの優れたパートナーとしての、当社の市場における可能性に注目したことを、大変光栄に思います。当社の成長とウィプロからいただいた評価は、当社の革新的なクラウドサービスソリューションのおかげです。このソリューションは、オラクルと同社のクラウド顧客のために大きな価値を創出しています。ウィプロがドライブストリームに投資したくださったおかげで、クラウドサービス分野で絶えず創造に努めている当社の取り組みを加速できます。ウィプロとの戦略的提携により、米国と世界の両方で当社の事業を大幅に拡張する体制が整います。」

2015年 3月19日
参照Business Wire

ウィプロ

インドカルナータカ州バンガロールに本社を置くITサービス企業。IT業界に参入したのは1980年代以降とされており、世界35カ国に開発センターを置き、ソフトウェア開発、コンサルティング、アウトソージングなどに従事しています。

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