独SAPはクラウドサブスクリプションの着実な増加を享受しているが、顧客がローエンドのクラウドサービスを好むようになったことで、利益は縮小した。
SAPは現地時間7月21日、2015会計年度第2四半期の決算(6月30日締め)を発表した。営業利益は7億100万ユーロで、前年同期の6億9800万ユーロから増加した(為替の影響を除いた恒常通貨ベースで約1%増加)。1株当たり利益は0.39ユーロだった。
税引き後利益は4億6900万ユーロ。非国際会計基準(IFRS)ベースの営業利益は13億9000万ユーロ、1株当たり利益は0.80ユーロだった。
Reutersの調査では、アナリストらが非IFRSベースの利益を13億9000万〜14億5000万ユーロと予想していた。つまり、SAPの決算は最も低い予想と同じとなった。
第2四半期のIFRSベースの総売上高は49億7000万ユーロで、前年同期から20%増加した。
今回の決算では、SAPのクラウド部門の堅実な成長が浮き彫りになった。SAPによると、クラウドサブスクリプションおよびサポートによるIFRSベースの売上高は5億5200万ユーロで、前年同期の2億4100万ユーロから129%増加したという。クラウドサブスクリプションおよびサポートによる非IFRSベースの売上高は5億5500万ユーロだった。
全体的に見ると、クラウドおよびソフトウェアによるIFRSベースの売上高は40億6000万ユーロで、前年同期から21%増加した。クラウドおよびソフトウェアによる非IFRSベースの売上高は40億6000万ユーロで、前年同期の33億6000万ユーロから21%(恒常通貨ベースでは9%)増加した。
「SAP HANA」の顧客数も増加を続けており、7200社に達した。前年同期の顧客数は3600社だった。
SAPは通年の見通しを改めて示したが、内容は以前と変わっていない。同社は2015年通年のクラウドサブスクリプションおよびサポートによる非IFRSベースの売上高を恒常通貨ベースで19億5000万〜20億5000万ユーロと想定している。これは、前年の11億ユーロから86%の成長率を示すことになる。
2015年 7月22日
参照ZDNet Japan
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