【SAP】HPがSAP HANA対応サーバに注力する理由

HPがインメモリデータベース向けサーバとして、「SAP HANA」に対応した製品の展開に注力している。なぜHANAなのか。そこにはいろいろと事情があるようだ。

大・中規模システム用はHANAを軸に展開

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)が7月17日、インメモリデータベース向けサーバ製品群を拡充したと発表した。新製品として投入したのは、ラックマウント型の「HP ProLiant DL560 Gen9」とブレード型の「HP ProLiant BL660c Gen9」。いずれも小規模システム用ながら、インメモリデータベースによるビッグデータの取り扱いや仮想化統合、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)などの分野に最適化された製品になっているという。

 これによって、HPが提供するインメモリデータベース向けサーバは、すでに市場投入している大規模システム用の「HP Integrity Superdome X」、中規模システム用の「HP Proliant DL580 Gen9」に今回小規模システム用の製品が加わり、品揃えが広がった格好だ。

 発表会見で説明に立った日本HPエンタープライズグループ事業統括HPサーバー製品統括本部の橘一徳 統括本部長によると、同社のインメモリデータベースをめぐる取り組みは、図に示すように2014年4月に市場投入したHANAアプライアンスを皮切りに製品ラインアップを拡充してきたという。対応するインメモリデータベースは HANAと「Microsoft SQL Server」で、とくに大規模および中規模システム用の多くはHANAが適用されるケースが多いようだ。

HPはデータベースパートナーを乗り換えたのか

 なぜ、HPはHANA対応サーバに注力するのか。もちろん、HPがHANAを高く評価しているのは間違いないところだが、それとは別な観点での筆者なりの仮説を会見の質疑応答で橘氏にぶつけてみた。

 その仮説とは、HPとOracleの関係が変化したのではないかということだ。どういうことかというと、かねてHPのエンタープライズサーバととOracle Databaseのの組み合わせは、世界中の名だたる企業のシステム基盤に利用されてきたという印象を筆者は強く持っている。その意味で両社はベストパートナーだったが、Oracleがハードウェア事業を手掛けるようになり、HPと競合するようになったことで、両社の関係は少しずつ変わってきた。そうした流れの中で、昨年来、インメモリデータベースをめぐる動きが活発化してきた。

 Oracleもデータベースのインメモリ化を進めているが、今回HPが図に示したインメモリデータベースをめぐる取り組みには、Oracle Databaseの表記がない。これは、HPがインメモリデータベースとして明らかにHANAに注力していることを示しているのではないか。こうした筆者の仮説に対し、橘氏は次のようにコメントした。

 「HPがHANAに注力している背景には、HP自身が現在、社内システムにおいてHANAの導入を進めていることがある。今後、社内システムを通じて得たHANAの利用ノウハウをビジネスにも生かしていこうという考えがあり、それがHANA対応サーバの展開に反映されている」

 また、Oracleとの関係については、「確かにハードウェア事業としては競合するところもあるが、ハードベンダーとソフトベンダーとしての両社の取り引きは変わっておらず、既存のお客様の資産保護についても十分に配慮している。両社のパートナーシップは今後も変わらないと考えている」と説明。ただ、Oracleが注力しているデータベース専用機「Exadata」のような製品をHPが投入することは考えていないとも語った。

 筆者には、HPがサーバ事業戦略を大きく転換したように見えるが、橘氏は「戦略転換していない」と否定した。ともあれ、HPとSAPの関係がここにきて非常に近くなったことだけは確かなようだ。

2015年 7月23日
参照ZDNet Japan

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