【SAP】クラウドやグローバル人材は?SAPジャパンの福田社長が振り返る

8月4日、SAPジャパンは社長記者会見を実施し、就任から1年を経た代表取締役社長の福田譲氏がビジネスの現状について説明した。福田氏は、SAPのビジネストランスフォーメーションが堅調に進むと共に、SAPジャパンとしての成長の姿を披露した。

クラウドへのトランジションモードが板に付いてきた

 ERPの老舗であるSAPは、現在大きなトランスフォーメーションの最中にある。オンプレミスからクラウドへ、レガシー系の業務システムから、イノベーション系のニューアプリケーションへという戦略の中、一時的な利益率の低下、変革のための人材の再配置といった“痛み”を見越し、前進を続けている。

記者会見に登壇した福田氏は、同社のコアアプリケーションである「SAP Business Suite」での収益がすでに4割になっている現状を説明。SAP HANA、Sybase、Business Objectなどのプラットフォーム分野が4割まで拡大しているほか、Success FactorsやAribaなどのクラウドアプリケーション分野、Concur、Fieldglassなどのビジネスネットワーク分野も急速に延びている状況だという。「3兆円におよぶM&Aは完了し、現在は技術統合と提案の推進を進めている状態」と福田氏は語る。

2015年上半期のビジネスはグローバル、日本とも好調で、特にクラウド分野はグローバルで92%増、日本では152%と著しい伸張を見せている。第2四半期の同期比を見ると、その流れがさらに加速していることが明らかで、「(クラウドがオンプレミスを上回ると予想されている)2018年を待たず、北米ではクラウドビジネスがオンプレミスの事業を超えている。トランジションモードが板に付いてきた」(福田氏)という状況になっているとのことだ。

社長就任時に明らかにした5つのフォーカス分野の進捗は?

 福田氏は1年前の社長就任会見で、「SAPジャパンのGlocalization」「グローバルインダストリーのビジネスユニット」「ERPへの再フォーカス」「クラウド」「SAP HANAプラットフォーム」という5つのフォーカス分野を明らかにしている。今回の会見では、これらの進捗も明らかにした。

 まずSAPジャパン自体のGlocalizationに関しては、新卒営業社員全員を米国のシリコンバレーに派遣。Global Sales Academyというプログラムで、6ヶ月間みっちり研修を行なっているという。当初は「日本人同士で固まるし、コミュニケーション能力も低い。日本人は帰ってほしい」と言われたほど苦戦したようだが、ミニMBAのようなプログラムを受けたり、各国の新卒社員と寝食を共にしてコミュニケーション能力を磨いた。これにより、「あきらかに顔つきが違う」(福田氏)という人材として戻ってきたという。また、ドイツ本社のみならず、開発拠点のシリコンバレーに駐在を設置し、日本との連携を深めているとのことだ。

また、グローバルインダストリーの分野では、公共事業統括本部や自動車産業統括本部などを設立すると共に、世界の事例や技術を日本市場に適用させ、顧客やパートナーとともに革新的なソリューションを共同開発する「SAP Industry 4.0 Co-Innovation Center」を設置したという。

 さらに後半の3つのフォーカス分野に関しては、SAP S/4 HANAをコアにフレームワークを整備。Success Factorや日本での導入も検討されるFieldglassなどのタレントマネジメント、ビッグデータ&IoT、サプライヤー間をつなぐ企業間ネットワーク、カスタマーエキスペリエンスなどの5分野に注力しているという。

SAP S/4 HANAの価値をビジネス側に訴求

 現在、もっとも大きく注力しているのが、23年ぶりに刷新したSAP S/4 HANAだ。ハイパフォーマンスなデータ分析プラットフォームとしてスタートしたHANAは、次のステップとしてトランザクションDBの機能を統合。すでに昨年のERP案件の8割以上がHANAで稼働しており、データの集約・削減によってコスト削減、ひいては戦略分野へのコスト移行を実現しているという。従来のように、事前準備を施さなくとも、生データに対して直接トランザクション処理をリアルタイムに行なえるため、経営会議自体も大きく変わるという。

今後は「IT主導のイノベーション」「Business Valueフォーカス」「投資拡大&人材育成」をビジネスフォーカスとして掲げる。「今まではHANAの性能の高さを訴求しすぎたかもしれない」(福田氏)とのことで、テクノロジー面でのメリットより、ビジネス変革のドライバーとしての価値を経営層やビジネス層に訴求する。

2015年 8月4日
参照ASCII×ビジネス

IT業界、コンサルティング業界の最新ニュースをお伝えします。最先端の業界で何がどう動いているのかをWatchすることで、広くビジネス界全体の今後の動きを展望することができるはずです。

ニュース検索はこちらから 


無料転職相談・登録はこちらから

初めての方へ

INTERVIEWインタビュー



SEMINARセミナー情報

他セミナー情報一覧

FIRMファーム・企業特集

アクセンチュアの中でも特に積極採用を行っている各領域ポジション

DTC積極採用中!未経験からコンサルへ!

世界最大級ファーム「PwCコンサルティング」各ポジションの求人案件掲載中!

KPMGコンサルティングで積極採用中!各ポジションの求人案件掲載中!

過去最高益を記録した、東証一部大手ITコンサルティングファーム

おすすめ求人

業務プロセスコンサルタント:大手総合外資系コンサルティングファーム

もっとも知名度の高い大手総合外資系コンサルティングファームの一つ

SCM領域に対して、戦略の策定から業務改革やプロセスの再構築、組織変革、ITの導入・定着といったコンサルティングサービスを提供します。

詳細はこちらから

ITコンサルタント:最大のSI会社を母体とするシンクタンクにてIT戦略策定

日本最大のSI会社を母体とするシンクタンク。戦略立案、新規事業戦略、IT戦略等のコンサルを中心に展開しています。

一般企業、金融機関、行政機関全般における、IT戦略、CIO支援に関連するコンサルティング業務

詳細はこちらから

転職サービスはすべて無料となっております。ムービンではお一人お一人に
合わせた転職支援、そしてご自身では気づかれないキャリアの可能性や、
転職のアドバイス、最新の情報をご提供致します。
キャリアチェンジをお考えの方はぜひ一度我々にご相談ください。

無料転職相談・登録はこちらから

無料転職相談・登録はこちらから

転職サービスはすべて無料となっております。
ムービンではお一人お一人に合わせた転職支援、
そしてご自身では気づかれないキャリアの可能性、
転職のアドバイス、最新の情報をご提供致します。
ぜひ一度我々にご相談ください。

無料転職相談・登録はこちらから

ITコンサルタントになるには

ITコンサルタントとして求められる基礎能力・資質 - 求められる人材像とは

皆様からよく頂くご質問

弊社にご登録いただき、ご面談した方からよく頂くご質問をまとめてみました。

初めての方へ

ムービンのことや、弊社サイト活用法などをご紹介致します。

未経験からITコンサルタントへの転職 その対策方法とは?

未経験からITコンサル転職を目指している方へ、その転職方法と積極採用中の求人をご紹介いたします。

ページトップへ

お問い合わせ、ご相談はこちらから。すべて無料となっております。

Copyright (c) movin CO .,Ltd. All rights reserved.



未経験からコンサル転職

初めての方へ

無料転職相談・登録