米Hewlett-Packard(HP)と米ITサービス大手のElectronic Data Systems(EDS)は5月13日、HPがEDSを買収することで合意に達したと発表した。取引は、HPがEDS株式を1株当たり25ドルの現金で買い取る形で行われ、買収総額は約139億ドル。両社の取締役会は全会一致で買収を承認しており、取引は下半期中に完了する見通し。
HPのサービス部門の2007年度(2006年11月〜2007年10月)の売上高は約166億ドル。両社のサービス事業を合わせると、売上高は年間380億ドル以上、従業員は約21万人の規模となり、事業範囲は世界80カ国以上に及ぶ。
買収後HPは、EDSのブランドを引き継ぐ新部門を設立する予定。現在EDSの本社がある米テキサス州を拠点にする予定で、EDSの会長、社長兼CEOのロナルド・A・リッテンマイヤー氏が率いる計画。リッテンマイヤー氏は、HPのマーク・ハード会長兼CEOに直属する。
HPは、EDS買収により、ITおよびビジネスプロセス・アウトソーシングやアプリケーション事業、コンサルティング、技術サービスなどの提供が可能になり、同社が掲げてきたサービス事業の強化をさらに進めることができるとみる。また、買収により「著しい相乗効果が期待できる」としている。
HPは併せて、同社第2四半期(2〜4月期)決算の速報値を発表。「各部門での堅実な業績」を反映し、売上高は前年同期比11%増の283億ドル、1株当たり純利益は同23%増の80セントとなる見通し。いずれも、前回決算時の予想(売上高277億〜279億ドル、1株当たり純利益77〜78セント)を上回る。また、通年での業績予想も、前回予想の売上高1135億〜1140億ドル、1株当たり純利益3.26〜3.30ドルから、それぞれ1142億〜1144億ドル、3.30〜3.34ドルへと引き上げた。この業績予想には、EDS買収の影響は含まれない。
HPの第2四半期決算発表は、5月20日の予定。
2008年 5月9日
参照ITmediaニュース
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