【テックマヒンドラ】Bombardier、テックマヒンドラをC Series航空機のHMS(Health Management System)サプライヤに選択

Bombardier Commercial Aircraftと、デジタル変革、コンサルティング、およびビジネスリエンジニアリング専門企業のテックマヒンドラは、テックマヒンドラがBombardier C Series航空機ファミリーのAHMS (Aircraft Health Management System)用に、AGSS (Aircraft Ground Support System)を開発する契約を締結したことを、本日発表しました。AGSSは、リアルタイムおよび飛行後に記録されたデータの管理、障害通知、診断報告などを行います。運航業者はAHMSを使って、C Series航空機から送信され、記録された大量のデータを活用することで、航空機のパフォーマンスと整備について合理的な判断をすることができます。

「Bombardierと協業して、C Series航空機用のAHMSで貢献できることをうれしく思います。弊社のデジタルツールは、効率的なデータ分析をサポートしますので、運航業者はデータを迅速に取得して共有することができます。」と、テックマヒンドラ北米責任者のLakshmanan Chidambaramは述べました。「弊社はBombardierの『Connected Aircraft』に関するビジョンと同じ方向を目指し、デジタル戦略の中核は、情報を知見に変え、運航業者のビジネス効率と収益性に影響を与えることに力を入れています。」

「テックマヒンドラとともに弊社は、航空機の可用性を最適化し、整備コストを節減するシステムを開発していきます。」と、Bombardier Commercial Aircraft社C SeriesプログラムVPのRob Dewarは述べました。「C Series航空機用に特に設計されたAHMSは、運航事業者が活動を管理するのに役立ち、出発信頼度を向上します。」

「テックマヒンドラのデジタルソリューションもまた、運航開始やスタートアップ戦略実施にあたってC Series航空機の運航業者をサポートするAHMSの重要なコンポーネントです。」と、Bombardier Commercial Aircraft VPで顧客サービス本部長のTodd Youngは述べました。「AGSSはC Series航空機のライフサイクルを通じてデータ分析を実施し、お客様にメリットを提供しますので、弊社では今回、テックマヒンドラと重要な協業を行うことを非常に喜んでいます。」

テックマヒンドラのAHMS向けデジタルソリューションでは、航空機の健全性を詳細分析するために、最先端のクラウドコンピューティング、センサ、モノのインターネット（Internet of Things）、ビッグデータ技術を活用しています。

以前Bombardierが発表したとおり、Pratt & Whitneyのデータサービスシステムは、地上にある間、C Series航空機の機内HMU (Health Management Unit)からのデータ伝送を実施するために使用されるインフラユニットとなります。

Bombardier AHMSについて

AHMSはCSeries航空機の設計、地上システム、およびサポートツールの中でも非常に重要なもので、同機の運航開始時に運航業者の皆様に利用可能になる予定です。

AHMSは、機内および地上システムコンポーネントで構成されています。機内整備システムは、すべての航空機システムからの障害メッセージを管理し、大容量の記録と伝送のできるHealth Management Unitは、航空機データ管理のために運航業者による大幅なカスタマイズが可能です。このユニットは、飛行中にすべてのシステムから、航空機の運航と性能に関する広範なデータを収集します。たとえば、アビオニクス、操縦、フライバイワイヤー、着陸装置、ブレーキ系、環境制御システム、逆推力装置、エンジン、電気系、補助動力装置(APU)などがあります。地上でAHMSは、各種の運航決定をサポートするために、伝送された機内データの詳細分析を行います。

AHMSはまず最初に、CSeries航空機を運航するお客様向けにサービス開始しますが、Bombardierでは他の開発中および運航中の航空機モデルについても、この最先端ツールの実行可能性を評価中です。

C Series航空機について

C Series航空機ファミリーは、性能と技術の融合を実現した製品で、1機あたりのコスト節減の可能性が750万〜1200万米ドルとなるように、100%を新規設計しています。

同機の燃費は、他の生産中の航空機よりも20%以上、エンジン変更後の航空機より10%以上向上しています。

BombardierはC Series航空機によってクラス最高の経済性を提供するだけでなく、旅客に素晴らしい乗り心地を保証する客室設計にもかなり力を入れています。C Series航空機では座席、頭上収納棚、および窓を大型化し、ワイドボディ航空機のような比類ない快適性を生み出しています。

CS100およびCS300航空機の部品の95%は共通しており、タイプレーティングも同じです。画期的なPratt & Whitney PurePower(R) PW1500Gエンジンと、先進的な空気力学を組み合わせたことで、燃料燃焼、騒音、排ガス量が減少し、同機の環境および社会適合性が向上しています。

Bombardierは、100〜150座席市場セグメントに特化して、運航業者に比類ない経済優位性を提供し、単一通路型航空機の運航で新たなビジネスチャンスを生み出すように、 C Series航空機を設計しました。

Bombardierは、C Series 航空機603機の発注とコミットメントを受けており、そのうち243機が正式発注です。

テックマヒンドラについて

テックマヒンドラは、コンサルティング、デジタル変革、統合エンジニアリング、ビジネスサービスおよびソリューションなどを代表する企業で、Enterprises Associates and the Society to Rise(TM) (企業、団体、社会の発展)を実現します。同社は38億米ドル規模の企業で、90か国で103600人以上の専門家が、フォーチュン500企業などのグローバルなお客様750社以上を支援しています。弊社の革新的サービス、プラットフォーム、製品、ソリューション、および再利用可能資産は、数多くの技術をつないで、具体的なビジネスバリューを関係者の皆様にお届けします。テックマヒンドラはForbesの2014 Asia Fab 50、デロイトのTech Fast 50、The CIO 10などに入賞しています。

弊社は169億米ドル規模のマヒンドラグループの構成企業で、従業員数は100か国で200000人以上です。マヒンドラグループは、経済成長を推進する主要業界で事業を行っており、トラクター、ユーティリティービークル、情報技術、金融サービス、バケーションオーナーシップなどでトップを走っています。

最新情報は www.techmahindra.com をご覧ください。

2015年 10月6日
参照dot.