【日本オラクル】北九州市、約50の基幹業務アプリケーションが稼働するプライベート・クラウドの統合データベース基盤として「Oracle Exadata」と「Oracle Database 12c」を採用

データベース基盤の高い拡張性および性能により、市民サービスの向上と業務効率化に期待

日本オラクル株式会社（本社：東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO：杉原 博茂、以下 日本オラクル）は本日、福岡県北九州市（市役所所在地：福岡県北九州市小倉北区、市長：北橋 健治、以下 北九州市）が、同市の住民サービス業務および庁内業務を支える約50の業務システムが稼働するプライベート・クラウド型システムの統合データベース基盤として、オラクルの高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine (以下Oracle Exadata)」と、クラウド構築に最適なデータベース「Oracle Database 12c」を採用したことを発表します。

95万人以上の人口を擁する政令指定都市である北九州市では、市民の利便性向上のため、区役所における窓口教務の一元化を全国の自治体に先駆けて実施しました。従来は、市民課や保健福祉課など9課の窓口ごとに別々だった業務システムを抜本的に再構築し、出生や転出入などライフイベントに関する約200種類の業務を一元的に扱う総合窓口を2010年より運用しています。ハードウェアとデータベースを統合し、連携機能を整備したことで、マルチベンダー環境でのリアルタイム連携処理を実現し、各種届け出の受付や証明書の交付手続きなどをワンストップで提供し、市民サービスの向上と業務効率化に寄与しています。

北九州市ではこのたび、さらなる窓口業務のサービス向上とワークスタイルの変革を目指し、今後のシステム強化に耐えうる拡張性の向上とアプリケーションの高速化のため、統合データベース基盤として「Oracle Exadata」と「Oracle Database 12c」の採用を決定しました。採用にあたっては、日本オラクルのコンサルティング・サービスによるパフォーマンス検証も経て、「Oracle Exadata」と「Oracle Database 12c」の組み合せによる、高い処理性能と高可用性および信頼性向上に大きな期待を寄せています。また、システムの導入・移行プロジェクトも日本オラクルのコンサルティング・サービスが支援していきます。

北九州市の基幹システムは従来からセキュリティを重視し、住民情報を扱う「ハイセキュア」と、庁内業務を扱う「ミドルセキュア」と呼ぶ環境に分け、ネットワーク、データベースおよびアプリケーション・サーバーを分離しています。今回の「Oracle Exadata」導入にあたっても、オラクルの仮想化技術により実行環境を分離することで、高いセキュリティ性能を担保します。

2015年 11月12日
参照News2u.net