【SAP】NEC、「SAP HANA」への移行を総合的に支援する「HANAマイグレーションサービス」を発売

NECは、SAP社のインメモリプラットフォーム「SAP HANA」への移行を総合的に支援する「HANAマイグレーションサービス」を本日から提供開始します。

新サービスは、NECが現在進める自社基幹システムのSAP HANA移行プロジェクトで培ったノウハウや、アビームコンサルティング株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：岩澤 俊典）のコンサルティングサービス、Panaya Japan株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役：山岡 英明）のクラウドベースの移行影響分析とテスト効率化ソリューションなどを組み合わせて提供するものです。
現在のシステム課題の抽出から投資対効果の算定、移行方式の策定、移行作業の実施まで、企業におけるSAP HANAへの移行を総合的に支援します。

NECは社会ソリューション事業に注力しており、今後も新サービスをはじめ企業のグローバルでの経営基盤および競争力の強化に貢献するソリューションの提供・拡販に取り組んでいきます。
価格・販売目標

価格 ： 900万円から（税別）
販売目標 ： 今後3年間で60社

背景

本年2月に発表されたSAP社の次世代ビジネススイート「SAP S/4HANA」の将来的な導入を見据え、SAP社製品の利用企業ではSAP HANAへの移行検討が加速しています。一方で、SAP HANAへの移行による投資対効果や最適な移行方式が分からないという声も高まっています。
こうした中、NECにおいても、販売・経理・購買業務を支える自社基幹システムのプラットフォームをSAP HANAに移行するプロジェクトを進めています。本プロジェクトは国内最大規模のSAP HANA導入事例であり、NECは本プロジェクトで培ったSAP HANAへの移行ノウハウや、アビームコンサルティングのコンサルティングサービス、Panaya Japanのクラウドベースの移行影響分析とテスト効率化ソリューションなどを組み合わせて提供することで、企業におけるSAP HANA移行を総合的に支援します。

HANAマイグレーションサービスの特長

ITデューデリジェンスによるシステム課題の抽出
企業が保有する経営システムの運用コストやIT資産を俯瞰的に把握することを目的に、運用プロセス情報の収集やIT資産の情報整理を行い、デューデリジェンスを実施。予めシステム課題を浮き彫りにすることで、より効率的にSAP HANA移行による効果の算定が可能。
SAP HANA移行による投資対効果の算定
システム課題に対し、SAP HANA移行による効果を明確化。NEC自身のSAP HANA移行ノウハウに基づき、業務・IT両面での効果算定を行うことで、適切な投資判断を支援。
将来のSAP S/4HANA導入に向けた移行方式の策定
現在利用するアドオンプログラムの影響調査を実施し、SAP HANA移行前に改修が必要なプログラム量を正確に把握することで、高品質な移行を実施。また、将来のSAP S/4HANA導入に至るまでの最適な移行方式を、現在のIT環境を考慮した上で策定。さらに、NEC自身のSAP HANA移行ノウハウや影響調査の結果を踏まえ、確度の高い移行スケジュールを提示。
安全・安心なSAP HANA環境と移行サービスの提供
NEC自身のSAP HANA移行にあわせて採用するSAP HANA認定アプライアンスサーバ・ストレージ・高可用性クラスタソフトウェア・仮想化基盤を組み合わせて提供することで、安全・安心な移行を実現。また、NECが検証済の最新のSAP HANA移行手法を活用することで、従来方式と比べ1/3程度のSAPシステム停止時間での移行を実現。
NECは、リテール・物流・製造などのエンタープライズ領域において、グローバルで提供するソリューションおよびサービス「NEC Global Enterprise Solutions」の拡充を進めています。HANAマイグレーションサービスはその一つであり、今後も顧客の事業成長に貢献するソリューション・サービスを提供してまいります。

NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

2015年 12月16日
参照NECプレスリリース