NTTデータ経営研究所は11月18日、企業の経費精算システム利用についての調査結果を発表した。経費精算の仕組みについて回答者の約23%が「満足」と回答。「普通」を合わせると回答者の3分の2が大きな不満を持っていないようだ。「不満足」との回答は約11%だった。
調査はNTTレゾナントグループの「gooリサーチ・モバイル」の協力で実施。gooリサーチに登録する東証1部、2部上場企業の会社員1099人が答えた。同時に勤怠管理についても調査した。
経費精算については66.2%の回答者が「コンピュータシステムによって行われている」と回答。ERPなどの会計システムを利用しているようだ。「手書き」によって処理しているのは19.5%、決められているExcelシートなどにPCで入力しているとの回答は12.6%だった。
現在、利用している経費精算の仕組みについては回答者の22.9%が「満足」と回答。「普通」との回答者が44.1%いて、合わせると回答者の3分の2 が大きな不満なく経費精算を行っているようだ。ただ、「満足ではないがしょうがないと思っている」とあきらめの回答も21.7%ある。不満に思っている人の割合は「どちらかというと不満足」「不満足極まりない」を合わせて11.3%だった。
経費精算の仕組みに「不満」と答えた人の中で、最も多かった不満の理由は「面倒」だ。複数回答で多かったのは「交通費の金額を調べたり、思い出したりするのが面倒」(44.4%)、「領収書などの証拠書類を添付して報告するのが面倒」(36.6%)など。ERPの仕組みに関係する「面倒」な点としては、「承認手続きがややこしい」(20.5%)、「経費内容から勘定科目を特定するのが煩わしい」(16.9%)、「システムの処理時間が遅い」(9.0%)、「外勤が多いのに、会社内でしか入力・確認作業ができない」(5.5%)などが挙げられた。
このような経費精算についての不満を解消するには「現在使っているシステムを刷新するべき」と54.5%が回答。NTTデータ経営研究所は「システムが陳腐化していることによる不満が多い現れではないか」と推測している。
調査では勤怠管理の仕組みについても聞いた。回答者の52.5%がコンピュータによる勤怠管理システム(自己申告)で管理されていると回答。タイムカードなどによる管理は25.4%だった。手書きの出勤簿入力は7.9%。これら勤怠管理の仕組みについては「満足している」が21.4%と、経費精算システムと同程度の満足度だった。「普通である」との回答は46.6%、「満足ではないがしょうがないと思っている」は21.7%、「どちらかというと不満足」は6.1%、「不満足極まりない」は4.3%だった。
2009年 11月12日
参照atmarkIT
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