米デル、初の一般消費者向けタブレット端末を年内発売へ

米パソコン大手デルは、同社初の一般消費者向けタブレット型コンピューターを２０１２年終盤に発売する方針を示した。

スティーブ・フェリス最高商務責任者が、ラスベガスで開催されている家電見本市「ＣＥＳ」でロイターに明らかにした。

同社では、タブレット端末やスマートフォンの人気拡大を受けてパソコン販売が低迷。すでに法人向けタブレット端末「ストリーク」を発売しているが、今後は一般消費者向けの新製品投入で、市場への本格参入を目指す。

ライバルの米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）(HPQ.N: 株価 企業情報 レポート)や加リサーチ・イン・モーション(RIM.TO: 株価 企業情報 レポート)は相次いで、アップルのタブレット端末「ｉＰａｄ」への対抗製品を投入してきたが、デルはこれまで本格参入を見合わせてきた。

フェリス氏は「デルはこれまで時間をかけて検討してきた」と説明。「年末に向けて市場に本格参入する。これまで重視していなかったのではなく、どのように参入するか非常に慎重に検討していた」と述べた。

基本ソフト（ＯＳ）については、マイクロソフト(MSFT.O: 株価 企業情報 レポート)の「ウィンドウズ８」とグーグルの「アンドロイド」のどちらを採用するか明言を避けた。

2012年 1月11日
参照ロイター

デル（Dell）

世界第3位のパソコンメーカー。会長・CEOはマイケル・デル。テキサス大学の学生であったマイケル・デルが、1984年にパソコン保守を行う会社として創業。中間業者を排し、在庫を持たない注文生産（BTO）の直販スタイル（ダイレクト・モデル）が特徴。最新のスペックのパソコンをはじめ製品を安価に提供し、且つ希望通りのスペックのパソコンを購入できる（店頭では、その場で持ち帰ることのできるモデルも用意されている）。現在、世界でトップクラスの販売台数を誇る。

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