昨年は多くの企業でクラウドコンピューティングの利用が進んだ年となりました。個人的な感覚としては、スタートアップと呼ばれるベンチャー企業においてはクラウド無しでは事業が考えられないレベルに達しており、さらにコンシューマー向けのサービスを行うベンダーにおいても自社で運営するデーターセンターを利用しているケースに加えて、よりスケーラブルなインフラを獲得すべくクラウドを活用しているという事例が数多く見られるようになりました。
また先進的な企業ではクラウドを活用する方法の模索が始まり、実際に試験的な導入をしつつ、利活用に関するノウハウ蓄積や、情報セキュリティやコンプライアンスなどへの対応をどのようにすると良いか、という課題への取り組みも行われてきております。徐々にですが日本でも、一般的な企業へクラウドが普及する時期に入ってきたと感じる年となりました。
そのような状況において多くの方々の関心としては、
自分たちにとって本当にクラウドは必要なのか
具体的なメリットがあるのか
いざ進めるとなると、何をすればよいか解らない
といった、とても基本的な内容に注目が集まっていると感じます。 現在多くのユーザーは教科書のような知識ではなく、より実践的なシナリオの提示や具体的な提案を求めているという印象です。
このような背景として、企業における情報関連の取り組みにおいての従来のスタイルは、要件を取りまとめて要求定義を行い、ベンダーからの提案に基づき進められるという流れが一般的です。しかし、クラウドコンピューティングの活用においてはユーザーがより積極的に自分たちの状況に応じた使い方を取り入れていくことが重要となります。ここが一番大きなユーザーに求められる考え方の変化、パラダイムシフトのポイントといえます。
クラウドの利用において最もよく聞く意見は「現状に問題がないので、クラウドの活用は検討していない」というものです。この視点では、より積極的に経営課題の解決に向けて取り組んでいるという姿とは言い難いように感じてしまいます。果たして本当にそうでしょうか?
ここからは、幾つかの具体的なシナリオをベースに、まずは方策について考えていきます。 なお、後編ではそれらの方策に従い、ステップを進めた場合の構成案や概算での費用感についても提示してみたいと思います。
2013年 2月6日
参照CNET Japan
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