ベライゾン、クラウドインフラでSAP HANA（R）を利用可能に

SAP、ベライゾンのエンタープライズクラウドエコシステムへの参加を通じて、SAP HANAプラットフォームをベライゾンクラウドサービスより提供開始

Verizon Enterprise Solutions（日本法人、ベライゾンジャパン合同会社、東京都渋谷区、執行役員社長：平手智行、以下「ベライゾン」）は本日、ベライゾンのデータセンターにおけるSAP HANA（R）プラットフォームの展開計画に関する覚書（MOU）を、SAP社と締結したことを発表しました。これにより顧客は、eCloud、マネージドホスティングおよび新しいベライゾンクラウドなどベライゾンのクラウドサービスを通じて、SAP HANAの利用が可能になります。SAP HANAは、SAPが開発した業界をリードするインメモリプラットフォームです。SAP HANAの追加は、ベライゾンがエンタープライズクラウドエコシステムを拡充する中、ベライゾンのクラウド環境にてサポートする最新のエンタープライズクラスのサービスです。

ベライゾンは、エンタープライズクラスの技術が有する全ての能力と機能をクラウド上で提供できることを可能にすると同時に、顧客に対してクラウドの柔軟性と、自社のクラウド環境への管理能力・機能を提供します。ベライゾンは現在、ベライゾンのIaaS（Infrastructure as a Service）プラットフォームで運用可能なエンタープライズ技術によって形成されるエコシステムの構築に着手しています。

ベライゾンエンタープライズソリューションズ、チーフマーケティングオフィサー、ジョン・ハロビン（John Harrobin）は次のように述べています。
「ベライゾンは、クラス最高のテクノロジー企業と連携して、エンタープライズレベルのクラウド型サービスによって構成されるエコシステムの構築に着手しています。SAPは、マーケットリーダーとして、世界最大規模の企業を支援するアプリケーションを数多く提供しています。一方、ベライゾンもエンタープライズクラウドにおけるリーダーであり、当社のインフラは同様に世界の大企業多くから採用・支持されています。SAP HANAのベライゾンクラウドでのサポートは、顧客に対して継続的に高性能かつ拡張性の高いセキュアなクラウドアーキテクチャを提供するという当社の戦略とビジョンを反映するものです」

SAP HANAは、SAPのクラウドビジョンと原動力において中核を成すサービスで、企業が新しいイノベーションおよびITの簡素化をさらに高い次元で実現できるよう支援します。SAP HANAは2年前にサービス提供が開始され、これまでに3000社を超える顧客企業に採用されています。

SAP社、クラウドエコシステム、グローバルヘッド、ボブ・グラジオリ（Bob Grazioli）氏は次のように語っています。
「クラウドコンピューティングの導入が加速する中、当社のエコシステムは、完全なクラウドソリューションポートフォリオの提供に向けた戦略やビジョンを推進する上で、非常に重要な役割を担うことになるでしょう。当社は、ベライゾンのようなトップ企業と提携することで、SAP HANA上で開発されたアプリケーションの運用における選択肢を今後さらに増やしていく方針です。私たちは、当社のパートナー企業によるクラウド製品がSAPの顧客に対して、ワールドクラスのサービスやイノベーションをもたらすことができると考えています」

2013年10月に発表され、現在ベータ版で提供されているベライゾンクラウドは、クラウド環境において優れたパフォーマンス、柔軟性、管理機能を顧客に提供しています。ベライゾンが提供するクラウドインフラについて詳しくはベライゾンウェブサイト（内容英語）を参照ください。

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2014年 1月28日
参照読売新聞

SAPジャパン

ヨーロッパで最大級のソフトウェア会社。SAPは世界で第3位のソフトウェア企業であり、その上にはマイクロソフト、オラクルが並んでいる。特に大企業向けのエンタープライズソフトウェア市場においては圧倒的なシェアを持っている。SAPの製品は、ERPに代表されるビジネスアプリケーション群で、最も有名な製品はSAP R/3というERP製品。SAPのシステムは、企業における会計システム、物流システム、販売システム、人事システムなどからなっており、それぞれがデータ的に一元化されているため、リアルタイムな分析が可能となっている。上記で挙げた業務システム（基幹システム）以外にも、CRM、SCM、PLMといった分野にもソリューションを提供していたり、大企業向けのシステムから中堅中小企業をターゲットにしたソリューションを提供してきている。

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