ＮＴＴデータと九州カード、韓国カード会社と提携−旅行者の利便性高める

ＮＴＴデータと九州カード（福岡市博多区）は１７日、韓国のカード会社であるシンハンカード（ソウル市）と提携したと発表した。両社は日本国内での決済時に、シンハンカードの自社カードが利用できる仕組みを提供する。これにより訪日韓国人旅行者に対してカード決済の利便性を提供し、インバウンド（訪日観光客）による消費拡大を支援する。

　この仕組みはクレジット共同システム「ＣＡＦＩＳ」を通じてシンハンカードと直接接続している。ＣＡＦＩＳに接続する加盟店は店舗に設置されているＰＯＳ（販売時点情報管理）レジなど決済端末のまま取り扱いが可能となる。

　ＮＴＴデータはＣＡＦＩＳ経由で、リアルタイムに加盟店からのカードの有効性など、確認事項をシンハンカードへ送る。また加盟店での利用金額をシンハンカードから受領し、日本のアクワイアラー（加盟店契約会社）へ入金する。

　九州カードはシンハンカードのアクワイアラーとして国内の加盟店開拓と国内加盟店との精算を行う。

2014年 11月18日
参照朝日新聞DIGITAL

NTTデータ

データ通信やシステム構築事業を行っている日本のシステムインテグレータ。情報サービス事業では業界最大手であり、2007年3月期決算において、国内SI事業者としては初の売上高1兆円を突破している。グローバル展開にも視野にいれ、公共分野を始めとする国内市場の成長鈍化に対し、海外ITサービス企業へのM&Aを基本とした成長戦略を軸に据えている。国内においてもシステム開発などSIから脱却し、ITソリューションの拡充とグループ会社を横断したサービス提供を経営目標としている。

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