ＰｗＣ：２０１５年中国の小型自動車組立規模は１０６％増

プライスウォーターハウスクーパース（ＰｗＣ）自動車産業分析チームＡｕｔｏｆａｃｔｓは９日、中国の２０１５年の小型自動車組立規模が前年同期比で１０６％増の２３５０万台に達する。消費市場の需要量が引き続き増加するが、長期的に言えば、増加ペースが鈍化しており、市場の競争環境も変わっていると予測した。

Ａｕｔｏｆａｃｔｓは「中国の２０１４年の小型自動車販売台数は前年同期比で１０８％増の２２１０万台、組立規模は１０１％増の２１２０万台に達する」と予測した。

ＰｗＣ中国自動車業界主管パートナーの廖仲敏氏によると、中国の自動車業界は発展段階にあり、成熟期に入っている。２００９年から始まった大規模な拡張を経て、販売台数と組立台数がいずれも伸び悩んだ。ある分野で合弁企業と本土企業の競争が激しくなる。現地化は逆転できないすう勢だ。うち、エンジンとトランスミッションなど主要部門の現地化が必要だ。部品調達を除いて、自動車メーカーは政府の監督・管理要求と消費者のニーズを満足するため、研究・開発施設の現地化を推し進めている。

中国自動車市場の販売台数と組立規模の伸び悩みに伴い、Ａｕｔｏｆａｃｔｓは「アフターサービスや新エネルギー車は次の成長分野になる」と予想した。

2014年 12月11日
参照新華ニュース

プライスウォーターハウスクーパース

ディールアドバイザリーとコンサルティングサービスを提供するグローバル大手総合系コンサルティングファーム。M&Aや事業再生・再編の専門家の集まるディールズ部門と経営戦略の策定から実現まで総合的に取り組むコンサルティング部門が連携し、クライアントの皆様へ広範囲な統合的ソリューションを提供している。

プライスウォーターハウスクーパースについて