みずほ情報総研とISID、北都銀行の審査支援システムをクラウドで刷新、グループ経営効率化を支援

みずほ情報総研株式会社(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：井上 直美)と株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、フィデアグループの株式会社北都銀行(本店所在地：秋田県秋田市、頭取：斉藤 永吉)向けに、地域金融機関向け統合ソリューション「BANK・R(バンクアール)」の「格付・自己査定」システムを地域金融機関で初めてISIDのクラウドサービス基盤である「CLOUDiS/IaaS(クラウディス・イアース)」上で構築し、本年9月より本格稼働することを発表いたします。

フィデアグループでは、銀行経営の効率化を主眼とした、銀行業務のオープンプラットフォームへの統合を積極的に推進しており、北都銀行でも、2009年に経営統合した荘内銀行とともに、持ち株会社であるフィデアホールディングス株式会社への企画・管理部門の集約とともに、ミドル・バック業務の統一化によって、効率的な経営管理体制の構築を進めております。

今回のシステム刷新の対象となった業務は、融資先の信用格付と自己査定を随時判定・更新するもので、地域金融機関が融資先と長期的な信頼関係を築き、より良いサービスを提供する上で重要な位置付けを占めるものです。北都銀行では、フィデアグループとしての効率的な業務スキームを実現するために、荘内銀行が2006年に導入し、格付・自己査定業務の最適化・効率化を実現していた「BANK・R　格付・自己査定」システム導入を採用するとともに、将来のプラットフォーム統合を考慮した、クラウド基盤上への構築を決定いたしました。

「BANK・R　格付・自己査定」システムは、信用格付業務と自己査定業務を一連の業務として捉え、業務の最適化と効率化を可能とします。本システムの稼働により、フィデアグループとしての統一した融資先評価を行える環境が構築され、北都銀行では、信用リスク管理の更なる高度化が図られるとともに、自己査定業務の本部集約による業務効率化を実現することができました。

また今回、ISIDのクラウドサービス基盤である「CLOUDiS/IaaS」上でシステムを構築することにより、採用決定からサービス開始まで4カ月という短期導入を実現しました。加えて、金融機関の業務システムに求められる高度な信頼性と可用性を備えたクラウドサービス基盤の採用により、耐障害性のさらなる強化とともに、ハードウェア維持管理・更改に伴うコストの削減を実現することができました。

みずほ情報総研は、金融系ITソリューション・プロバイダーとして、引き続き地域金融機関をはじめとする銀行業界の情報システムの充実および高度化、ITインフラのレベルアップを強力に支援してまいります。またISIDでは、今後も地域金融機関の業務の高度化・効率化を支援する「BANK・R」シリーズの強化を図るとともに、各金融機関のニーズに応じてクラウド環境での提供にも積極的に取り組んでまいります。

2011年 8月31日
参照CNET Japan

みずほ情報総研

みずほフィナンシャルグループのシステム関連会社3社（第一勧銀情報システム、富士総合研究所、興銀システム開発）が合併し、2004年10月1日に設立。IT戦略を中心に、セキュリティ、サイエンス、環境・エネルギー、情報社会などのシステムインテグレーション、アウトソーシング、コンサルティングを提供する株式会社

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