アマゾンがwebOSの獲得を視野に入れ、HPとの間で、Palm部門の買収に向けた交渉を勧めているとする関係者の話を、IT系ブログのVentureBeatが29日付で伝えている。
既報の通り、HPは8月中旬にWebOS関連のハードウェア取り扱い中止を発表、その後は同部門自体の売却や同OSの他社へのライセンス提供など、新たな方向性について模索を続けているといわれる。今回VentureBeatでは、HPによる買収後から今年7月までPalmのCEOを務めていたジョン・ルービンスタイン(Jon Rubinstein)氏が今年1月からアマゾンの社外取締役となっていることなどを傍証に挙げ、とくに同氏が7月にThis is my nextとのインタビューのなかで、「WebOSのエコシステムを拡大していく上で、アマゾンが素晴らしいパートナーになることは確か」と述べていたと指摘している。
いっぽう、この話題を採り上げたTNWでは、「アマゾンには無料で利用できるAndroidがあるため、webOSは必要ない」「Palmは企業として破綻しており、webOSというプラットフォームには未来がない」「アマゾンには社内にLab126という開発チームがあり、webOSの開発チームとバッティングする」といった理由を挙げ、製品や人材を理由にアマゾンがwebOS関連部門を買収することはあり得ないとし、もしあるとすればPalmのもつ特許だけを目的としたものになるだろうとするNew York Times(NYTimes)の見方を引用している。
NYTimesのDeal Bookでは、モバイル端末やソフトウェア関連の特許を多く保有するPalmを手に入れることは、アマゾンにとって、アップル(Apple)やマイクロソフト(Microsoft)などからの特許関連の訴訟を回避する上で役に立つだろうという専門家の見方を紹介しているが、同時にアマゾンはこれまでメディアコンテンツを売ることにフォーカスしてきた経緯があることから、モバイル端末分野への本格参入は同社にとって中核の競争力もしくは事業戦略とは馴染まない可能性があるとするアナリストの意見も紹介されている。
2011年 10月3日
参照WirelessWire News
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