日本オラクル、クラウド型アプリ基盤の最新版を発売

日本オラクルはクラウド型のアプリケーション（応用ソフト）基盤ソフト群の最新版を発売した。クラウド型や、自前構築型の業務アプリケーションに加え、それらをデスクトップやモバイル端末向けに開発・展開可能な高信頼のシステム基盤を構築する。新旧のアプリケーション基盤を有機的に統合できるだけでなく、開発期間の短縮や手間の掛からない運用、保守費の低減を実現する。

　発売した「クラウド・アプリケーション・ファンデーション１２ｃ」は開発・運用基盤を担うアプリケーションサーバ「ウェブロジック」と、高速のインメモリーデータベース（ＤＢ）「コヒーレント」の両製品の最新版に加え、クラウドによる分散環境で一括業務処理が可能な「タキシード１２ｃ」で構成する。

　価格はウェブロジックが１プロセッサー当たり約１１４万円から、コヒーレントが同約５２万円からなど。

　ウェブロジックの最新版は次世代ウェブ規格「ＨＴＭＬ５」に対応し、モバイルを含む多数の端末との通信が求められるアプリケーションの開発を支援する。コヒーレントの最新版はＤＢ側の変更を検知し自動で反映を行う機能などを装備。複数のデータセンター（ＤＣ）を横断し、ＤＢ側の変更を検知してリアルタイムの情報をアプリケーションにプッシュ型で提供できる。

2013年 8月8日
参照朝日新聞

日本オラクル

1977年、Oracleはデータベース管理システムソフトで起業し現在では業務アプリケーション市場で積極的なM＆A（合併・買収）を展開しながらアプリケーション・サーバ、そしてミドルウェアへと徐々にラインナップを拡充しながらレイヤを上り、顧客企業が必要とするIT導入を全面的に支える随一の企業となっている。

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