米調査会社ガートナー(Gartner)が米国時間14日に発表した世界の携帯端末販売に関するレポートによると、第2四半期にはスマートフォンの販売台数が従来型携帯通信端末(フィーチャーフォン)のそれを初めて上回ったという。
同レポートによると、今年の第2四半期に販売された携帯端末は全世界あわせて4億3500万台、そのうち51.8%にあたる2億2500万台がスマートフォンだったという。同期には、携帯端末の販売台数は前年同期比3.6%の増加、それに対してスマートフォンの販売台数は同46.5%増加したという。
スマートフォンの増加がとくに目立ったのは、アジア、中南米、東欧の各市場で、それぞれの成長率はアジア74.1%、中南米55.7%、東欧31.6%を記録。ガートナーではこうした急増の理由として、従来型携帯端末と同程度の価格で購入できる安価なスマートフォンの普及を挙げている。これらの市場では、昨年同期に最低でも120ドル以上していたスマートフォン端末が、今年第2四半期には60ドル程度から購入できるようになったという。
メーカー別にみると、スマートフォン市場拡大のけん引役となったのはサムスン(Samsung)で、第2四半期には約7100万台のスマートフォンを販売、市場シェアは前年同期の29.7%から31.7%へと増加した。
2位のアップル(Apple)は販売台数が約3200万台で、前年同期の2900万台から10以上増加したものの、市場シェアは14.2%と前年同期の18.8%から減少。またiPhone 4などの旧機種を選ぶ顧客が少なくなかったことなども影響し、iPhoneの平均販売価格は過去最低水準の580ドル前後まで低下している。
OS別にみると、第2四半期に出荷されたスマートフォンの79%をAndroidが占め、前年同期の64.2%から15ポイント近くシェアを伸ばした。Microsoft(マイクロソフト)のWindows Phoneは3.3%のシェアを獲得し、2.7%のブラックベリー(Blackberry)を抜いて3位に浮上した。ノキア(Nokia)のSymbianは前年同期の5.9%から0.3%へと落ち込んだ。
2013年 8月15日
参照wirelesswire
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