アビームコンサルティングとSAS、ビジネス・アナリティクス分野で協業

アビームコンサルティングとSASは9月11日、ビジネス・アナリティクス分野で業務提携する発表した。アビームコンサルティングの業務・業種ノウハウに基づくコンサルティング提案と、SASのアナリティクス・ソフトウェアおよびサービスを組み合わせることで、包括的なコンサルティング・ソリューションを提供し、新たな市場創出に取り組んでいくとしている。

　今回の協業によりアビームコンサルティングは、グローバルで既に多くの実績を持つSASの保有するリソースや実績を活用し、データ分析を通じて戦略の策定から施策実施までビジネスに貢献するトータルなソリューションを提供するという。顧客企業へ収益の向上、顧客の獲得など新たな機会の創出、ビジネス課題に対する支援を行っていく。さらにアビームコンサルティング社内のABeam BIソリューションセンターに、アナリティクスを中心としたSAS製品のデモンストレーションラボを設置し、企業の課題に合ったシステム導入から運用を支援する。

　また、両社の営業情報の共有により、新規顧客開拓および既存顧客の相互紹介を進め、アナリティクスを切り口にした案件開拓を促進するとともに、データ解析から戦略策定を始めとするコンサルティング領域への応用を一気通貫して実施できる専門人材の育成など、顧客企業のビジネス・アナリティクスを促進するための支援体制の強化も行うとしている。

2013年 9月11日
参照Itmedia

アビームコンサルティング

外資系コンサルティングファームとは異なり、意思決定は全て日本で行い、日本特有の文化・慣習を熟知したコンサルティングファームとして、多くの日本企業の経営改革や海外進出をサポート。特にアジア圏におけるグローバル戦略において、幅広い実績を挙げている。もともとはデロイトトーマツコンサルティングが、2003年にデロイトコンサルティング及び監査法人トーマツより分離し、アジアを基点として独立した。

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