2014年の世界ＩＴ支出は3.1％増に、ビッグデータ活用本格化

調査会社ガートナーによると、２０１４年の世界のＩＴ（情報技術）支出は前年比３．１％増の３兆８０００億ドルとなる見通し。

スマートフォン（多機能携帯電話）などのデバイスで生み出された膨大な情報「ビッグデータ」の活用が企業の間で広がるとみられている。

内訳では企業ソフトウエアが最も好調なセクターとなる見通しで、支出は６．８％増の３２００億ドルと予想している。

ガートナーのマネジング・バイスプレジデント、リチャード・ゴードン氏は声明で、企業が消費者に対するマーケティングをより効果的にするため、データ分析を最大限活用しようとする動きが投資につながっていると指摘した。

パソコン（ＰＣ）や携帯電話機、タブレットなどデバイスへの支出は４．３％増加し、１３年の１．２％減からプラスに転じる見通しとした。

一方、通信サービスへの支出は、中国での通話料金低下などを背景に、従来予想の１．９％増から１．２％増に下方修正した。通信サービスはＩＴ支出全体の４割以上を占める。

１３年の世界のＩＴ支出は前年比０．４％増にとどまり、１２年の１．２％増から伸びが鈍化していた。

2014年 1月7日
参照ロイター

ガートナー

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